だいぶ遅くなりましたが今年も事務所の過渡期の中、無事に幕が上がり無事に千秋楽を迎えられた「少年たち 闇を突き抜けて」お疲れ様でした。
一昨年、去年と''Hi美''で繋いできた「少年たち」今年は美 少年だけと新たな舞台となり、演出は岩本照さんに…
という訳で演出担当して頂いた岩本担の友人と少年たち行ってきたので友人の感想も踏まえて、ここに書き残して行こうと思います。
(友人には私がしょっちゅう美 少年の話してるので美 少年のことは割と詳しいです)
考察はいろんな方がしてるのでここでは主にパフォーマンスの感想メインで綴ります。
まず主なストーリーを書いておきます
いつも通りの日常を過ごす少年たち、母親と何気ない電話をしてる大昇、奥さんから妊娠の報告を受ける内くん…
そんな当たり前の日常が一変、サイレンが鳴り響き
「日本は戦争状態に突入しました」のアナウンス
街は瞬く間に破壊されていった。
大昇は目の前で家を家族を失ってしまう。
この戦争は2年間続いた。
戦争によって日本はノースとサウスに別れた。食糧は配給で賄われていたが富裕層から配給されるため満足に食糧を得られない者もいた。そのため少年たち(大昇除く美 少年5人)は配給車を襲い食糧を得ようとしたところ捕まってしまい、少年院に収監されることになった。
赤房に入れられた浮所と龍我は''ちょっと変わったヤツ''大昇と出会う。
浮所:那須とダンスをやっていた。出所したらまた那須とダンスやりたいと思っている。
龍我:赤房のリーダーになる宣言。パンが好きすぎてパン屋さんになるのが夢
大昇:戦争の影響で言動が幼く、家族を忘れてしまっている。喧嘩が嫌い。
対する青房の那須、藤井、金指は赤房が気に入らない。
那須:浮所とダンスをやっていた。再び夢を持つことを恐れている。
藤井:体の弱い弟がいる。夢は考古学者。丁寧語で話す
喧嘩ばかりだった赤房と青房だったが、大昇の影響で仲を深めていく。
ある日藤井の元に母親から「弟の病状が悪化し、弟と同じ血液型の藤井の血が必要」ということが告げられる。藤井は看守長に少しでもいいから出させてほしいと懇願するが、看守長はそれを一蹴し「刑期などいくらでも延ばせる」と少年たちに告げる。
看守長は戦時中少年兵に妻と娘を殺された過去があり''罪を犯した少年たち''を憎み、世に出さないことが社会のためだと考えていた。
それを聞いた少年たちは脱獄を決意する。
脱獄当日、色々あって最後の門まで全員たどり着く。
すると大昇が「みんなは僕の家族だ、家族の夢を応援することが今の僕の夢だ。僕が看守長を引き付けている間にみんなは走って」
と言い、みんなが説得するも塀から降りようとしない。
大昇は看守長に撃たれ塀から落ちてしまう。
みんなが大昇の元に駆け寄り脱獄の計画は失敗に終わる。
しかし、看守長の悪事が明るみになり少年たちの刑期は短縮され後に出所することとなる。
数年後少年院があった更地にみんなが集まる。
浮所と那須はダンスの大会で賞を取るほどに、龍我はパン屋さん、藤井は考古学の研究者(弟も助かった)、金指はリサイクルショップの経営。みんな夢を叶えていた。
大昇はみんなの話をにこやかに聞いていた。
突如ピアノの張り詰めた音が鳴り、それと同時に5人が一斉に秘めたる怒りを叫んだ。
その後龍我が有名なセリフ
「いつの時代も人は戦いに明け暮れる__」
最後、大昇がポケットから取り出した警棒でひまわりを叩きつけ
その軌道が''少''の赤字の払いと重なるように、タイトルがスクリーンに現れ幕が閉じました。
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以上が大体の内容です(めちゃくちゃ端折ってるけど)
ここから個人的に好きなパフォーマンスの感想
今回劇中で目立ってた3曲
浮所×那須「Rival」
少年たちには欠かせないナンバー。うきなすがrival歌うということは想像してたけど想像以上だった。
うきなすのハモリ大好きオタクなのでこれはもう本当に見れたんだ〜〜!!て感じ。もっともっとハモリを極めて欲しいし、下ハモと言えば那須くんだよねの域に行って欲しい。
大昇×藤井「約束の歌」
去年までの展開(瑞稀と龍我がそれぞれの弟を想い歌う流れ)と比べるとここで歌うんだ!?て感じはしたけど、立場は違うけど家族を想う2人の優しい歌声が曲に凄く合ってたなと感じます。ふじたいは宇宙
ふじたいのユニゾンまじ好き。少クラの「愛のかたまり」とかみんな見て欲しい
龍我×金指「LOVE」
この曲はここに向かう過程が素晴らしくて、
(以下シーンの抜粋)
金指は看守長に銃口を向けられ、少年兵だった頃に罪なき人を殺してしまったことがフラッシュバックし、取り乱しその場から逃げてしまう。
みんなで探し回る中龍我が見つけたのはフォークで自殺しようとする金指だった。
「金指!なにしてんだ!!」
「こうするしか消えないんだよ…人を殺してしまったこの感覚が…もう放っておいてくれ…僕はもう消えてしまいたい…」
「バカヤロウ!生き残ったなら必死に生きるしかねぇだろ!生きる意味が分からないなら俺が夢を叶えるところを黙って見とけ!!!
俺がパン屋になって毎日お前にパンを届ける。」
すれ違った人の波に明日出逢う君がいるかも
なんて思いながら歩くと街がいつもより輝いて
空に船浮かべ あの国へ行こう
きっと世界は空で繋がってる
奇跡の元で生まれた 僕らは兄弟なんだ
だから愛を愛を唄おう そして今 愛を愛を繋ごう
涙が降る夜 一人じゃない教えてくれたんだ
そう僕だって伝えるよ 君にも届くように
だから愛を愛を さぁ 唄に乗せ
この大きく感情が動くシーンから、LOVEが始まってサビを2人抱き合って歌う姿が凄く感動的だった。
金指くんと龍我の緊張感ある演技から、LOVEに乗せて緊張がほぐれていくのを感じた。ほかのメンバーが周りで見てたのもすごくよかった。
ちょっと話が逸れますが、岩本さんの演出が美 少年で一番ハマってたのは金指くんだと思う。元々ストイックな性格だし、とてもいい方向に突き詰められたんじゃないかと思ってます(ひとりのオタクの考え)
かなりゅのお芝居からの歌への流れが良すぎて金指くんも龍我も外部舞台(ミュージカル)やって欲しくなった。特に金指くんの演技は舞台向きだと思うから絶対やってほしい
岩本さんはパンフレットでは「美 少年のことは事前に調べたりせず演出に臨んだ」と書いてあったけど、美担が好きなうきなす/ふじたい/かなりゅの分け方だったのが凄く印象的だった。
ほんとに調べてないのか…?だとしたら凄すぎる…
ShowTime
「Sing it」
Show Timeの選曲も岩本さんでしょうか?少年たちのストーリーの後に観るSing itは平和だからショーができるということが体現されてる曲だと感じた。
世界は愛に溢れている
この出会い 高め合い 誰もが光束ねる
僕らが時を進めていく
奇跡が 起こるよ いつでもここに
美 少年もみんなキラキラ輝いていて眩しかった。美 少年には愛に溢れた世界を創り上げて欲しいな。
「Flicky」
満を持して誕生した美 少年17曲目のオリジナル曲。
この曲は今まで美 少年が敢えてやってこなかった曲だと感じる。これまでにもダンスナンバーはあったけどそれらとも全く違う。
そんな曲に岩本さんの振付というまたとないチャンスでこの曲ができたと思うと感動した。
那須くんが春のツアー後、雑誌のインタビューで
「正統派のイメージを軸に、いろいろやりたい」と話していたことが実を結んだことでこの曲にチャレンジできたんだと思う。
早くダンプラが見たい。色んな人に観て欲しい。
終演後友人から頂いた言葉は
「岩本の世界に全力で向き合って表現してくれた美 少年ありがとう」
でした。この言葉は本当に私も嬉しかったです。
友人は「Flicky」も凄く褒めてくれて、「圧倒的センターがいない、でも全員がセンターになれる美 少年の強みを活かした振付だった。」と言ってくれて、これは岩本担ならではの視点だなと感じました。ありがとう
早くYouTubeにアップされてSnowManのファンの皆様に見て欲しいです。(何度でも言う)
それと同時に美 少年の魅力は、その表現力と求められる演出に100%以上の力で応えられる歌やダンスだと感じました。
今年頂いたオリジナル楽曲「吉吉Bang!Bang!」「Big Wave!!!!!!」「奇跡が起きるとき」と今回頂いた「Flicky」は全てジャンルの異なる…というか同じグループの曲と思えないくらいバラバラなんだけどこれら全てが美 少年らしいと言えるものになってると思えます。
それはやっぱり美 少年みんなが基本の歌やダンスに磨きをかけ続けてきたことに多彩な曲をやりきる表現力が実になってきた結果だと思います。
この多彩な表現力は美 少年の紛れもない武器だよ!!
あと今回嬉しかったのは様々な先輩が見に来てくださったこと!これは紛れもなく岩本さんのお陰なので感謝です。
本当に素敵な演出、振付、美 少年にとって挑戦となる機会を本当にありがとうございました。
もう既にライブでの「Flicky」を楽しみにしているので次の単独コンサートは、岩本さん絶対見に来てください。よろしくお願いします。
事務所は落ち着いたら円盤よろしくお願いします